街の宝石店や書物では得られない、本物のジュエリーについてお話しいたます。
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ご相談No.0077の答
私は普段メガネをかけています。
そのせいで、宝石鑑定士は目を悪くすると思われがちですが、ずっと子供の頃から近視でしたので、特にこの仕事をはじめてから、視力が落ちたということはありません。ご心配なく。
しかし、ダイヤモンドをじっくり検査していると、眼はとても疲れます。
1日中ダイヤモンドをルーペでじっくり観察するような状況の場合、毛細血管を切ってしまったという方を、何人か知っています。これは、ダイヤモンドの強い輝きのせいです。
ダイヤモンドの輝きは、殺傷能力があるくらい強いのです(^▽^)。
ちなみに、輝きの強さは宝石によって決まっています。
難しいお話は省きまして、結論だけ言いますと、
「硬度」と「屈折率」が、高ければ高いほど、その宝石の輝きは強くなります。
ダイヤモンドは、地球上で最も硬い物質(モース硬度:10、ヌープ硬度:6200~6500)です。その硬さは、2番目に硬い物質の58倍ですから、群を抜いたものであることが分かります。また、ダイヤモンドは、宝石の中でもトップクラスの高い屈折率(2.417)を持ちます。
ルチル、アナテース、ブルッカイト等、ダイヤモンドよりもやや屈折率の高い宝石は
いくつかありますが、硬度がダントツの1位ですので、
ダイヤモンドは、総合結果としてもダントツの1位となるわけです。もちろん、カットも宝石の輝きを左右しますが、
輝く素質は、「硬度」と「屈折率」で原石の時から既に決まっているのです。
その素質を最大限に引き出すのがカットの役割です。
どんなにカット技術を駆使しても、ダイヤモンドの輝きは他の宝石では出せないのです。
「硬度」と「屈折率」は、各宝石の特性として、鑑別書等に必ず記載されています。
ご参考にしてみてください。
ご相談No.0077
宝石の中で一番好きなのはダイヤモンドです。アクセサリーショップや、宝石店でジュエリーを見ていると、輝きがすごいのはやはりダイヤですね。特に大きいものを見ていると目がくらんでしまいます。先生はずっとあの輝きを見てらっしゃると思うんですけど、目が疲れたり、目が悪くなったりはしませんか?
ご相談No.0076の答
宝石は、その辺の石と同じように、
地下のマグマや溶岩の活動、造山活動や風・水の働き等、
つまり、地球の様々な活動と自然の力によって、誕生したものです。
周囲の環境と、生成される過程によって、いろいろな種類の鉱物が誕生します。
その中で、美しい宝石は、非常に特殊な環境と、めったに起こらないような過程を経て生成されることが多いようです。
例えば、通常同じ領域に存在しないはずの2つの成分が出会ったとか、ドロドロのマグマの中に、偶然にも空間が生じたとか、すでに完成した岩石に、想像を絶する外力が加わったりなど、自然界では、時として予想できないことが起こります。
簡単に言えば、宝石は、そういった異常な環境の中に発見された異常な鉱物といえます。
このため、宝石は特定の地域にしか産出せず、産出量も大変少ないのです。
宝石の美しい色も同じです。
結晶の中に、着色成分が含有されている場合や、本来原子が規則正しく配列しているはずの結晶内に、何らかの欠陥があった場合、その着色成分や欠陥が、可視分光を吸収して、宝石に色が生まれます。
全ては自然のなせる「わざ」なのです。
すごいですよね。
1つの美しい宝石は、地球と自然の影響を受けながら、様々な偶然が重なり合って誕生し、想像もできないような長い時間を経て、私たちの手元にやってくるのです。まさに地球と自然の奇跡の産物、「宝物」です。
是非、大切にしたいものですね。
ご相談No.0076
なんで宝石はあんなにきれいなんですかね。なんで石なのにあんなにきれいな色なんですかね。見てて飽きないんですけど、いつも不思議です。
ご相談No.0075の答
宝石の持つパワーは、まだ科学的に詳しくは証明されていません。
従って、どのような宝石が、どのようなパワーを持つのかは、まだ明確ではありません。でも、確かに、宝石の値段的な価値と、持っているパワーとは、あまり関係がないようですね。
値段の高い車が、必ずしも、燃費が良かったり、乗り心地が良かったりするわけではないのと同じ?私の個人的な意見としては、宝石は間違いなく何らかのパワーを持っています。
そして、それは、宝石が地球の一部だからだと思っています。
沈む船からネズミが降りたり、大津波の前に象が丘の上に逃げたり、自然とともに生活する動物たちは、気象の変化や天災を予知することができます。
自然から離れてしまった人類には、地球の微妙な変化を感じることができなくなったのでしょうね。
現在では、様々な要素を科学的に解析して、ある程度、気象が予測できるようになってはいますが、まだ十分ではありません。
毎日の地球の変化は、地球の一部である宝石にも同じように伝わっているのではない
かと思います。
私達は、宝石を通して、自然の流れを知り、自分の未来に活用するのです。
その感度が、きっと宝石によって異なるということなのでしょうけれども、私には、よく分かりません。
宝石のパワーを感じるために、私が心がけていることとしては、
ワレたり、カケたりといった欠陥のない宝石を選ぶこと。
最近では、人工的な処理が施されている宝石が多いのですが、できるだけ人の手が入っていない宝石を選ぶこと。です。
どんな効果があるのかを気にするよりも、自分と波長の合う宝石を選ぶことをお勧めします。その方が、宝石のパワーがそのまま貴方に伝わって、貴方を守ってくれると思いますよ。
ご相談No.0075
街のパワーストーン屋さんの、パワーストーンの効果って本当にあるんですか?値段は安いのに、恋愛運、仕事運、
対人関係その他に良いと書かれていて、見てると欲しくなります。それなら希少価値のある宝石はもっとパワーが高いのではと思うんですけど、どうなんでしょうか。
ご相談No.0074の答
宝石の色の濃さは、宝石の価値に関係しています。
宝石の価値は、その品質によって決まるのですが、品質を決定する7つの項目の中に、「色の濃さ」がはいっています。
宝石の品質を左右する大きな要素は「美しさ」ですが、「色の濃さ」は「美しさ」とは、関係ありません。
しかし、宝石によって、人気のある色の濃さというものがあり、当然、その色の濃さを持つ宝石の価値は高くなります。
宝石を鑑定する場合、色の濃さを11段階で評価しています。
ルビーの場合、赤色の濃淡でグレードが決定しますが、
「0」が無色で、
「10」が黒色になります。ただし、「0」は、ホワイトサファイア、「1」~「2」は、ピンクサファイアになります。また、濃すぎると赤色というより、黒色に感じてしますので、ルビーと呼ばれる濃さは、「3」~「7」になります。
ルビーの中で最高の色といわれている「ピジョン・ブラッド」は、「6」になります。世界のマーケットでは、この「6」と、1段階薄い「5」に人気があります。
したがって、「5」と「6」の濃さが、最も価値のある濃さになります。
もちろん、宝石の色には、濃さ以外にも大切なことがあります。
天然の宝石は、色が均一であることは意外と少なく、「色ムラ」が見られることがあります。また、ルビーには、シルクインクルージョンと呼ばれる白色の結晶が内包されることがあります。
模様のように見えるのは、こういった「色ムラ」や「インクルージョン」と考えられます。
これらは、天然の宝石には少なからず見られるものなのですが、肉眼でも観察できる場合、宝石の「美しさ」を損ないますので、価値は下がります。
また、同じ濃さであっても、鮮やかな色の方が、沈んだ色よりも価値があります。
天然のルビーには同じものは2つとありません。
ご相談No.0074
宝石店の指輪を見ていると、同じ石でも色が全く違うことに気が付きました。特に気になったのはルビーです、ピンク色、薄い赤、濃い赤、色の中に白い線のような模様?が入っているものなど様々ありました。宝石は色の濃さや模様?によって質や値段が違うんですか?