街の宝石店や書物では得られない、本物のジュエリーについてお話しいたます。
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ご相談No.0069の答
もちろん知る方法はあります。
最も簡単な方法は、購入したお店に持っていって尋ねてみることですが、
それが、不可能なのであれば、宝石鑑別機関(鑑別書を発行している会社)に鑑別を依頼すれば良いのです。
ただし、2~3日ジュエリーを預けなければならないのと、
鑑別してもらうための費用が必要になります。
鑑別料金は、鑑別機関によっても若干異なりますが、
結果だけ分かれば良い(きちんとした鑑別書は必要ない)のであれば、
2000円/石ぐらいです。
誰でも鑑別機関を利用することができますが、(一部会員制の場合あり)
利用客はほぼジュエリー業界の方達になります。
もし、鑑別機関を直接訪れることに抵抗を感じるのであれば、近くの宝石店に代理依頼してもらうこともできます。
ただし、宝石店によっては、自店で販売したジュエリーしか預からない場合もありますので、ご注意下さい。
18金のイタリアンジュエリーですと、
ご質問の中にもあるように、エナメル
(日本で言うところの七宝焼)である可能性も高いと思います。
素晴らしいエナメルを施すには、吟味された材料や高い技術が必要ですが、
エナメルの鑑別結果は「ガラス」となります。
宝石鑑別書には、専門的な物理的・光学的検査とともに、
そこから特定された素材の名称が記載されています。
品質の良し悪しは関係ありませんし、
概ね夢のない表現が使われているのです。
ご相談No.0069
ずっと昔に買ったイタリアンジュエリー。18金にエナメルのような深い青(ラピス色)と深い赤(珊瑚?色)が貼ってあるような感じです。その素材がいったい何か知る方法はありますか?購入は10年以上前。お店も定かでないのです。この宝石店でも、素材は判明するものですか?
ご相談No.0068の答
もちろんあります。
日本でも、縄文時代から耳飾りや腕輪などのジュエリーがありましたし、
古墳時代にも様々なジュエリーが使用されていたようです。
奈良時代になると、日本の歴史から宝飾品は姿を消しますが、
江戸時代になると、再び登場するようになります。「かんざし」等がそうですね。
その中には、日本独特のジュエリーともいえる「根付」があります。
当時の服装は着物なので、お金を入れるための巾着やたばこ入れを、
帯から提げて持ち歩いていました。
その留め具が「根付」と呼ばれるものです。
「根付」は、江戸時代を通じて、
お洒落(当時は粋といったのかな?)の象徴として大流行しました。
何千人もの職人が、様々な素材で、遊び心溢れるアイデアを駆使した「根付」を制作し、それは次第に、非常に芸術性の高い、技術力に優れた工芸品へと発展していきました。
しかし、幕末以降、洋装への変化等から、「根付」への関心は次第に薄れ、
現代では、ほとんど忘れられた存在となってしまっています。
ところが、実はこの「根付」、
今や有名なサザビースやクリスティーズのオークションでも取り引きされるぐらい、海外では高く評価されている美術品なのです。
もともと1800年代の半ば頃に西洋人が「根付」に興味を持ちはじめ、
ヨーロッパに大量の「根付」が輸出されました。
以来、「根付」は西洋人によって活発に売買・収集・研究されてきたのです。
日本古来のものなのに、ヨーロッパでより高く評価されているなんて、
面白いと思いませんか?
「根付」こそ、日本の歴史の中にあって、世界に誇れる宝飾品なのです。
最近では、日本でも、「根付」を携帯ストラップに使用している人を見かけるようになりました。
実は、私の携帯ストラップも翡翠の根付です。
ご相談No.0068
日本の歴史の中で宝石って出てこないですよね?勾玉くらいしか聞いた事がないのですが、他に日本の歴史の中で宝石に関する話ってありますか?
ご相談No.0067の答
最近、金属アレルギーの方が本当に増えているようですね。
通常、金属を身につけること自体は無害なのですが、
汗や唾液などの体液と接触することで、溶け出した金属成分が体内に取り込まれ、
これがアレルギーを引き起こす原因となります。
金属アレルギーは、花粉症やアトピー性皮膚炎と同じように自己免疫と関係した疾患で、このような疾患が近年増加しているのは、大気汚染、食品添加物、残留農薬などの環境汚染が原因とも考えられているそうです。
文明の発達の代償ともいえる現代病ですね。
いったん発病すると、完治することは不可能のように言われていますが、
様々な方面で研究が重ねられ、治療法も少しずつ確立しているようです。
将来的に、治療できる可能性は大いに期待できると思いますよ。
とはいっても、今、現在、ジュエリーを楽しみたいですよね。
そのためには、
①溶け出しにくい金属を使用したジュエリーを選ぶ
全ての金属がアレルギーを引き起こすわけではありません。まずは、自分のアレルギーの原因を調べて(病院のパッチテスト等で診断してくれます)
、
その金属が使用されていないジュエリーを選択することです。
アレルギーを起こしやすい金属は、ニッケル、コバルト、クロムです。
これらの金属を避けて、一般的に安全性が高いとされているチタン製、
あるいは金やプラチナの含有量の高いものを選ぶと良いでしょう。
②金属が溶け出さないように注意する
ジュエリーを着用時、ジュエリーに付着した汗等の水分はこまめに拭き取り、
金属が溶け出さないように注意しましょう。
特にピアスは、皮下組織と直接接触するものなので、注意が必要です。
金属アレルギーの方は使用しない方がいいかもしれません。
以上のことに注意して、是非ジュエリーを楽しんでください。
でも、無理は禁物です。
異変を感じたら、必ずお医者様と相談してくださいね。
ご相談No.0067
アクセサリーが大好きなんですが、金属アレルギーなんです。根本的には治らないと言われたのですが、治せないのでしょうか?アレルギーでもアクセサリーを楽しめる方法はありますか?
ご相談No.0066の答
「貴石」と「半貴石」という言葉は、以前にジュエリー業界の中で使用されていましたが、
今では次第に使われなくなってきています。
漢字の意味から、高価なものと安価なものという印象を受けるとは思いますが、
実際には、そのような線引きのもとに分類されていたわけではありません。
もともと、この分類の仕方が誕生した経緯には2つの説があり、
2種類の違いはそれぞれに次のようになっています。
①関税の違い
以前、アメリカは、ルビー、サファイア、エメラルドの3大宝石と、それ以外の宝石には、異なる関税を課していました(その理由は残念ながら知りません)。
そこで、宝石を、3大宝石とそれ以外の宝石の2つに分類するようになり、
前者が「貴石」、後者が「半貴石」と呼ばれるようになりました。
現在では、いずれの関税も0%となったため、違いはなくなりましたが、
この時の名残として、国際的に採用されている輸入統計分類では、
今でも依然としてこの分類方法が採用されています。
②硬度の違い
日本国内では、高名な宝石学者によって、
硬度が「7」以上の宝石を「貴石」、「7」未満の宝石を「半貴石」とするという考え方が唱えられました。
空気中の塵や埃の中には石英が大量に含まれています。
この石英の硬度が「7」なので、これ以上の硬さであれば、日常的に安心して使用できる丈夫な宝石というわけです
このように、①と②で分類の仕方が異なるし、いずれも、「関税」や「硬さ」といった宝石の美しさとは関係のないものを基準としています。
このことから、現代では、この分類と用語は適切ではないと考えられるようになりました。
私が副校長をしているジュエリースクールでも、これらの用語は使用していません。
ご相談No.0066
貴石と半貴石の違いって何ですか?前に高価なものと安価なものというのを聞いた事がありましたが、いまひとつピンときません。