APHRONDE ジュエリーソムリエ

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ジュエリーソムリエ

APHRONDEジュエリーソムリエ 奥田 薫

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奥田 薫

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面白くて為になるプロ宝石鑑定士の宝石学講座。〈プロの鑑定士〉による、宝石の見極め方や豆知識のお部屋です。 確かな審美眼を身につけることで、かけがえのない人生は さらに美しい輝きを増していくことでしょう。

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街の宝石店や書物では得られない、本物のジュエリーについてお話しいたます。

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ご相談No.0046の答

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ご相談No.0046の答

確かに世界には多くのジュエリーに関する美術館・博物館があります。
それはおそらく、世界には、ジュエリーの長い歴史があるからだと思います。

しかし、日本にも、穐葉アンティークジュウリー美術館、山梨宝石博物館、静岡県のアンティーク・ジュエリー・ミュージアム、箱根ラリック美術館、ミキモト真珠島の真珠博物館 等が存在します。
日本におけるジュエリーの歴史の浅さを考えると、けっして少なくはないと思います。

私は、残念ながら世界の美術館・博物館は、まだあまり訪れたことがありません。
国内のものはだいたい観に行きました。
あとは、期間限定で開催される特別展があれば、できるだけ観に行くようにしています。

ついこの前まで、京都で「ティアラ展」が開催されていたりもしましたよね。

これまでの中で印象に残っているのは、上野の国立博物館で観た「ダイヤモンド展」と東京都庭園美術館で観た「指輪」です。

「指輪」は、古代エジプトから20世紀までの、指輪だけを集めた展示会で、指輪の歴史とともに、指輪の持つ意味やデザインが変化していく様子が分かり、とても印象的でした。
また、そこで展示されていた指輪のうちの約700点は、日本人の橋本貫志氏が個人的に所蔵しているものと知って、大いに感銘を受けました。

宝石・ジュエリーは地球の、そして人類の宝物です。
私も、できるだけ多くの名品(本当は全部)を自分の眼で観たいと思っています。
皆さんもそんな機会がありましたら、是非お見逃しにならないように。

ご相談No.0046

日本にはあまり多くのジュエリー美術館などはないのですか?海外とかには多く存在するのですか?奥田先生はジュエリーに関する美術館・博物館にどのくらい訪れたことがありますか?どこがお勧めですかね。

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ご相談No.0045の答

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ご相談No.0045の答

アメシストを身につけるのは良くない?
そんなお話は、初めて耳にしました。
アメシストを身につけるのは良くないなんてことは絶対にありません。
安心してお楽しみ下さい。

…と、ここで終わりにしてしまっては、少しそっけない感じがしますので、無理矢理に、「アメシストを身につけるのは良くない」と言われた原因を探してみましょう。

アメシストは、紫色の水晶です。
本来は無色透明の水晶の中に、少量の鉄分が含有されていて、さらに、地中で自然の放射線を浴びることによって紫色になるといわれています。

どうやらこの辺に原因があるような気がします。

放射線を浴びた宝石=放射能(放射線を放出する能力)を持つ宝石と考えた方がいるのかもしれません。

「放射線」という言葉に、驚く方も多いかもしれませんが、私たちは常に放射線の中で生活しています。
現在、身の回りにもある程度の放射線は存在しているのです。
放射線が危険であるのは、一時に大量の放射線を体の広い範囲に浴びること。
そして、放射能を持つ物質の近くに長期間滞在することです。

アメシストは気が遠くなるような長い時間を地中で過ごし、その間に、少しずつ放射線を浴びて、紫色になったのです。
アメシスト自体が、放射能を持つわけではありません。
これで、安心できました?

アメシストの語源は、ギリシャ語の「悪酔いから守る」です。
人生に悪酔いすることなく、正しい方向に導いてくれる宝石といわれています。
アメシストを好まれるお祖母さまは、正しい人生を歩んでこられた素敵な方なのでしょうね。

ご相談No.0045

以前に、アメジストは身に着けるのは良くないと言う話を聞いたことがあります。しかし、私の祖母は紫色が好きで、アメジストのリングもよく身に着けています。やめさせた方が良いのでしょうか?

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ご相談No.0044の答

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ご相談No.0044の答

着物で生活していた日本人にとって、ジュエリーは戦後に本格的に身につけるようになった新しいものです。
地質年代的に比較的新しい土地である日本では、一部の普遍的なものを除いて、宝石はほとんど産出しません。
今でこそ、日本は世界第2位のジュエリー消費国になりましたが、もともと、宝石・ジュエリーに関しては後進国になるのです。

それに比べて、欧米では、ジュエリーの長い歴史があります。
宝石産出国では、ジュエリーを加工するために必要な技術が古くから発達していました。
同じ勉強するなら、本場で学びたいと考えた方が、海外の学校を選択されるのです。
野球をするならアメリカ、サッカーをするならブラジル、というのと同じですね。

世界中の全ての学校について知っているわけではないのですが、基本的に学ぶ内容は変わらないと思います。
実際に、イギリスやアメリカの学校のカリキュラムを日本で受けることもできます。(もちろん日本語で)
野球やサッカーもそうだと思いますが、基本的なトレーニングは同じ。
周囲の環境が異なる、ということなのです。

また、宝石に関する仕事といっても、本当に様々なものがあります。
どの職種を目指すのかによって、どの環境が良いのかも変わってきます。
例えば、宝石鑑定士ならアメリカ、デザイナーならイタリア、アンティークならイギリス、カッターならドイツかスリランカ、といった感じです。

しかし、全く知識のない状態で、言葉の分からない国で専門的なことを学ぶということは、大変根性が必要です。
明確な目標を持っていないとつらいし、せっかくの環境を活かせないかもしれませんね。
方向性がまだ明確に定まっていない場合(普通はそうだと思いますが)は、まずは、日本で総合的に学ぶことをお勧めしたいと思います。

ご相談No.0044

宝石に関する仕事をしたいと考え、学校に通って勉強しようかと考えています。いろいろ調べていくうちに、日本だけでなく海外の学校を選択される方も多くいらっしゃるということがわかったのですが、何か内容に特別な違いがあるんですか?

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ご相談No.0043の答

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ご相談No.0043の答

とても難しいご質問ですね。
今もやっていることなのですが、やはり、大好きな宝石・ジュエリーの素晴らしさを一人でも多くの方に知っていただき、もっと、宝石・ジュエリーを楽しめる世の中にすることが目標です。

その中で、最も残念なのは、「宝石の値段って、あってないようなもの」、「宝石には資産価値がない」といった誤解があること。
宝石・ジュエリーが若干胡散臭い眼で見られているということです。
宝石・ジュエリーの価値は、明確に決まっています。
また、美しい宝石や優れたジュエリーには資産性があります。

そんな当たり前のことを、まずは、売る側がきちんと説明できるように、スクールで教えています。
そして、買う側の方にも、ある程度、自分の眼で品質の良し悪し(付いている価格が適正なのかどうか)が分かるように、色々なところで講義をさせていただいています。
もしかしたら、どこかの会場で、お会いできるかもしれませんね。
その時は、是非声をかけてください。

これを読んで下さっている方は、きっと宝石・ジュエリーのお好きな方だと思います。
一緒にその魅力を広めていきましょう!

ご相談No.0043

奥田先生自身が、これから宝石に関わったことで新たにやってみたいと思っていることってありますか?

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ご相談No.0042の答

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ご相談No.0042の答

宝石を求めて様々な国へ。行ってみたいですね。
でも、私が行っているのは、タイとミャンマーだけです。
この他に、マダガスカル、スリランカ、コロンビア、ブラジル等に出入りしている卒業生がいますが、だいたい専門領域があって、同じ国を往復しています。
宝石鉱山の近くというのは、治安が良くなかったり、下水道設備が整っていなかったりしますので、なかなか面白い経験ができますよ。
きっと、ちょっとした冒険談を期待しているのだと思うのですが、残念ながら(?)私自身は、あまり危険な目にあったことがありません。
なので、ある卒業生のお話をします。

M氏は、現在、ミャンマー産のルビーを専門に扱う会社を経営しています。
ミャンマーは、最高品質のルビー「ピジョン・ブラット」や最高品質のジェイダイト(翡翠)「琅玕」を産出する宝石王国です。
しかし、様々な理由で、鉱山には外国人が立ち入ることができません。
私がミャンマーに行っているのは、実はM氏のコネなのですが、M氏はミャンマー北部の新しい鉱山に初めて入った外国人なのです。

さて、その鉱山に入るとき、外国人ということがばれると大変(生命が危険!)なので、「耳の聞こえないミャンマー人ということにしよう。絶対に何も話すな!」と言われたそうです。
M氏は、現地の民族衣装を身につけ、ミャンマー人に扮し、耳が聞こえないからミャンマー語が話せないし、皆の言うことも理解できないんだよ、という演技をしてルビーを手に入れたそうです。
もし何かのはずみに外国人とばれたら・・・どきどきしますよね。

今では、M氏はミャンマーですっかり信用され、現地に会社も設立しました。
鉱山にも、現地の社員が出入りしているので、安心だそうです。
M氏のように、バイヤーの方々の生死を賭けた苦労のお陰で、私達はジュエリーを楽しむことができるのです。
感謝。感謝。

ちなみに、M氏が鉱山にいるとき、後ろで小さな爆発音がして、思わず振り返ってしまい、同行の人に大変怒られたそうです。
「そんな、ハリウッド級の演技はできないよ!」と言っていました。
ばれなくて、本当に良かったですね。

ご相談No.0042

宝石を目指して海外(しかも、治安など決して良いとは言えないような国)まで足を運んだことってありますか?あるとしたらどこの国でしょうか?そこでの道中記など聞きたいです。

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